• 2024.06.02(木)-コラム

デジタルゼブラ工務店

地域社会と良好な関係を保ち、持続的成長をしている地域密着型の工務店は全国各地にあります。永年その地で家造りに貢献している工務店は一定の信用もあり、局地戦においては大手ハウスメーカーにも負けない。

前回の投稿で、ゼブラ企業について記しました。ユニコーン企業と言われる急成長の企業に対して、持続的成長を重視する考え方がゼブラ企業です。日本的な経営に合致するところも多く、特に地域の工務店にはユニコーン化よりもゼブラ化が適していると考えています。国内の限定されたエリアで継続的に仕事をしていくためにはむしろゼブラ化こそが繁栄の道なのかも知れません。

実は、ゼブラ型の地域工務店は既に多く存在しています。その主な特徴を下記に記しました。

明確な理念のもと地域貢献と顧客満足の実現に寄与してきた工務店はまさにゼブラ工務店なのです。

デジタルゼブラ工務店の特徴

この持続的成長を目指す共存共栄型の理念を持ったゼブラ工務店が発展していく事は地域に安心感を与えます。逆に工務店側も地域からの信頼を得るのでまさに三方よしの経営が可能になります。そしてゼブラ工務店にはデジタル化との相性が良い。例えば細やかなサービス提供という点ではデータの蓄積やタイムリーな情報提供などを実施する際にデジタル化が適しています。プロモーションだけではなくバックオフィス業務の業務改善においても生産性向上により地方中小企業の人材不足を補う事が出来るかも知れなません。継続的にデジタル人材の育成が実現できればなお良しである。

このようなゼブラ的思考を持ち、さらにデジタル化を進める工務店を『デジタルゼブラ工務店』と名付けてみました。工務店業界のデジタル化はまだまだこれからであるが、デジタル化は今後避けて通る事はできないし、デジタル化によって受けられる恩恵は早期に取り組めば取り組むほど大きいと考えています。そしてこのデジタルゼブラ工務店が全国に増えていく事で、住まい手の長期的な安心安全・働く人々の心理的安全性の確保や生産性の向上による働きがいの創出・そして地域活性化にもつながり、更なるゼブラ化へと発展していくのではないかと考えています。

ところでデジタル化はいざ進めようと決めても『どこからやるか』『誰がやるか』という課題が残ると思います。ここに関しては『工務店の業務をよく知っている人』『デジタル化についての知識がある人』がセットになっている状態を外部ブレーンとして持つと同時に社内にデジタル人材を育成していく事が重要だと思っています。デジタル化に関してすべて外注の形で進めるのは費用もかさむ。ちょっとした変更へのタイムリーな対応もできない。当たり前ではあるが今後デジタル部門の事柄は経理や総務・設計・建築・営業といったスキルと同等かそれ以上の意味を持つ事になるので、片手間にやるのではなく、デジタル部を組織するような形で早急に取り組まれる事をお勧めします。

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